2014年12月24日水曜日

♪12月の声をきくと・・・♪

胡豆に胡柚、なんとまぁ可愛いこと!
12月に入ったとたんに、ものすごく寒くなった名古屋地方です。
「12月でこれはないよね?」とかなんとか言っている間に・・・

12月の9日の夜のことです。
それはもう寒い寒い夜だったのですが、知人からのSOSで仔猫ちゃん2匹を保護しました。
ま〜可愛らしい!どうしましょ(^^ゞ
ノラ母さんの胡達です。
粘りに粘ったのですが、お母さんは保護できず、でしたが
仔猫達のの悲鳴を聞きつけて、「何するにゃん!」と私の背後から健気にも
攻撃をしてきました。
デニムの上からでしたが、私の両腿の裏側は、みみず腫れになってました(苦笑)
(お母さん猫も近日保護&避妊手術予定です^^)

上の写真がその時に保護した「胡豆(こまめ)♂」に「胡柚(こゆず)♀」
可愛らしいこのまん丸な、短足な、愛くるしい動きったら!
この見た目で、「プスッ」とか「シャー」とか空気砲は打つは、呻るは、
直前までお母さんのオッパイを飲んでいた子達なので、フードもなかなか食べんわ、で
すこ〜しだけ手こずりましたが・・・


まぁ〜いっちょまえに!
てなもんで、
可愛いったら、可愛いんです!
デレデレの私に夫(^_^;)
「手放したくない!」な〜んて事になる前に20日の譲渡会に参加しました^^

初めての譲渡会参加にドギマギのナンテン
もちろん、イケメンなんてん君も参加です。

結果、胡柚・胡豆は里親さま、決まりました^^ありがとうございました!
冬休みに入ってすぐのお届けになります。

ナンテン君、引き続き里親さま募集中です!
よろしくお願いします(^o^)


新年明けての1月11日の譲渡会にも参加させて頂く予定ですが、
譲渡会の雰囲気は、胡柚・胡豆のように小さな仔猫にとっては
さほどいつもと変わらぬ様子をみていただけましたが、ナンテンにとっては
たまったもんではなかった様子です(苦笑)。
只今、私との心の距離が若干生まれた様子であります・・(T_T)

そりゃそうでしょう、初めての体験でビックリしたよね、ナンテン。
でもね、君の幸せを探すために
少しでも、1個でも多くのチャンスを作りたいのだよ、と
背後から話しかけてみるも、聴いてはもらえない感じ・・・

ゆっくりいきます!

里親さま宅でのアケビ君♪

さて!アケビ君12月の6日に里親さま宅にお届けしてきました^^
今度は大丈夫でしょう!
夢の1匹飼いです。きっと幸せになります。
たった260gだったアケビ・・・色んな思いがあります。
又、里親さまからの写真をここに貼り付けますね^^

ご心配下さったたくさんの方々、見守って下さった皆様、ありがとうございます!
たくさんの応募を頂き、それでも叶わなかった皆様にも
心から感謝致します。

何度も何度も経験していても・・・やはりくるものがあります。

何匹も里親さま宅にお届けしているから、屁のカッパでお別れしていると思ったら
大間違いです!
小さい子だって大きい子だって、手の掛かった子、時間の掛かった子、
時間も掛からず手も掛からなかった子だって
みんな、み〜んな忘れた事などありません。

何年経っても「どうしているかしら?」と気になってます。
そりゃ、そうです。

「もう、嫌だな・・こんな思い」と思う日もあります。
でも、仕方ないんですよね。これで良いんです。
私もたくさん学んで、日々精進中でございます。

慣れたりなんかしません。
全く同じ状況の里親さまもいなければ、もちろん全て違う猫ちゃんですもの、
全部全部初めての事で、そしてお届けの度に1つ、また一つ学ぶんです。

絶対、忘れませんよσ(^^)


さて!
胡つぶ、2Fにお引っ越し^^
寒くなってきたので、暖房費もバカにならない今日この頃、
無人の時間にストーブを焚いておくことは出来ないため、ヒーターのみ。
そして、日中は比較的日が入って暖かい2Fに
家猫修行中のにゃんこズ、それぞれケージごとお引っ越しです!

胡つぶ、なかなか懐かず・・・はっはっは
ふふふ、ザラメちゃんかと思ったし!スズメちゃんかと思ったさ(笑)
私の目がどんどん老化していることに気づいたこの冬であります・・・(>_<)ゞ


2014年12月6日土曜日

少しずつですが、着実に^^

なんてん君♂生後約半年ちょっと
10月も押し迫る日に、我が家にナンテン君がやってきました。
流れてきた、出所はわかってます。
餌ばらまきおばあさんがいるのです。
我が家から少し距離はあるのですが・・・公園があってそこで避妊や去勢もせず
餌だけばらまく人がいるんです。けしからん話ですが、
今1番大切なのは、「生きたい」と我が家に流れてきた子を助ける事のみ。

おずおずと我が家の縁側のナンテンの木の下から、我が家の中を覗くなんてん。

「あら?新顔君、まだ仔猫かな?」と

顔を見ると、かわいらしく金色の目、シッポはえ??というくらい長いです。
お顔は、3年以上前に保護したホタルちゃんという黒猫に似てます。
「むむ・・あっち方面から流れてきたな、血が繋がってそう・・」と
やや腹は立ちつつ、サッと保護。

シッターをお願いしている友人からも
「私はもう何も驚かんよ」と失笑されつつ、
末期の状態の花火ちゃんを看つつの、苦しい、本当に苦しい時期の保護でした。

でも、ナンテンはそれを知ってか知らずか、とっても大人しく良い子なんです。
異例の早さで、私の抱っこの洗礼を受け、順調にワクチン・レボリューション
去勢手術となりました^^
近々、里親募集掲載予定です。まだすこ〜し怖ず怖ずしてますけどね^^

みなと猫の会
さてさて!譲渡会です^^頑張ってらっしゃいますよ。皆さんも是非是非、
「そんな感じかな?」と行ってみて下さいね〜
猫ちゃんに癒されに行くだけでも、まずは一歩、よろしくお願いします^^
猫ちゃんと暮らす幸せ、を一人でも多くの方に知って頂けたら、
それはもう!嬉しいことですので^^

ナンテンは、20日に参加させて頂く予定ですよん♪
場所は盲導犬協会の方です!よろしくお願いいたします〜

寒くなってきて、外にいる猫ちゃんを見るとチクチクと心が苦しい季節です。
猫ちゃんが寒さに弱い生き物です。何度でも言います。ずっと言い続けます!

「全ての猫ちゃんに温かいおうちを!」

そして、外飼いされいる飼い主様、おうちの中で一緒に暮らして下さい!
是非、そうして下さいね。

アケビちゃん万歳の図
大爆笑中^^アケビ

おすましアケビ
さてさて!1度返ってきたアケビ君ですが、本日、里親さまの所に参ります^^
今度こそ、大丈夫な予感(*^^)v
良いんだよ、駄目なら又帰ってらっしゃいね。

寂しくなります・・・(T_T) 

※※ご縁には至りませんでしたが、アケビ君の最初の里親さまから
保護猫ちゃんへご寄付を頂きました!S様、ありがとうございました^^
ナンテン君の去勢手術代金に充てさせて頂きました〜※※

2014年11月17日月曜日

私を呼んだよね?

まだまだ暑さの残る、9月の30日にほんの260gの仔猫ちゃんを保護しました。
「ひえ〜!小さい!!」が第一印象です。
この仔は私を選んで呼んだんです。本当です。

仕事帰りの足早な私の耳に「ミュー!!」と仔猫ちゃんの鳴き声が!
「今、仔猫が鳴きましたよね?」と一緒に歩いていた人に訊くも
「え〜?鳴きましたかね?」との返事。

いいや、鳴いた!
このレベルになってくると犬笛のレベルであろうと私は思ったりしています。

ぱっと見、仔猫の姿はないのだけれども、私は街路樹の根元の雑草をかき分け、かき分け
仔猫を探しました。
怪しすぎる光景ではあるのですが、命が掛かっているのです。
絶対、鳴いたんだもの、絶対!いるはず、と。

そこにアケビ君はいました。手の平に乗るくらいの小さな小さな仔猫が!
もう1匹いたのですが、すでに亡くなっていました。
私は、1回深呼吸をし、グッとお腹に力を入れ、2匹とも持って帰ります。

「去年が去年だっただけに(8匹保護した、という。苦笑)今年は保護しないね〜」とか
なんとか言った矢先のことです、はい。

家には相変わらずの市松と、少し状況の心配な花火がいる。
どうしたものか、と一瞬頭をよぎるも、一刻の猶予もないだろう。
サッサと持って帰る私でした。
まだ暑いとは言え、9月も末のことでこ〜んな小さな子がお母さんもいなくて、
寒かろうと湯たんぽと共に猫の病院へ。

先生はすんごく優しい。(ビックリ〜)
「260gか〜、400gまでは安心できないよ、気をつけて!
ボッコボコに暖めてね。」とおっしゃり、
私は、これまたハードスケジュールな日々を送ることになったんです。

亡くなった仔は、うちの裏の街路樹の下に埋葬しました。
不自然な形での仔猫たちの置かれ方・・・
猫の先生曰く、母猫は仔猫が育たないと悟ると、
仔猫を置き去りにしてしまうのだそうです。(その母猫に避妊手術も施さず、餌だけ与え知らん顔していた人間がいる、というのが諸悪の根源でしょうか?辛いです。お母さんはいずこへ・・・)

「そうすると、この仔も育たないのだろうか?」と一抹の不安を抱きつつも
必死で育てる人間、アケビ君と名付け、それはもう頑張ったんです、猫も人間も激動でした。幸いにも私には猫ちゃんシッターを生業としている友人がいる!強い味方を得て
仕事とこ〜んな小さな子育てと・・・。


トイレが巨大に見えます(苦笑)
この仔はえらいもんで、早い段階でトイレでオシッコもウンチもしてくれました。
ホントならオッパイを飲んでいる時期にad缶をねじ込まれ、でも食べてくれました!
生きる気マンマン!
泣けました・・・(T_T)

アケビはものすごい生命力でモリモリ食べ、スクスク育ち、コロコロ遊びます。
久しぶりの小さな仔猫にかなりの疲労はありつつも
癒されました^^可愛らしいです!

この間、我が家は思いも寄らぬほど、苦しく辛いこともあったのです。
今、話すことも苦しいような・・・
文字通り激動だったのですが
今は文章にするにことは出来ません。息が出来ないほど泣いてしまうので。

泣くのを堪えながら暮らす私ではありますが
今、すべきことは、
アケビの幸せのみ!!
ちゃ〜んと1kg近くまで成長し、無事にワクチンを打つことが出来ました。
只今、耳ダニ治療中ですが、そろそろ大丈夫だろう、ということで
里親募集です!

よろしくお願いします〜

か、かわいい〜!


オマケ
市松はいっつもお腹が空いている・・・(>_<)ゞ

2014年9月29日月曜日

市松のこと〜インシュリンな日々〜

9月の市松、カビカビが出てしまいハゲが・・
トマトが亡くなったのが、4月の16日
そして、市松が猫の病院を退院したのが、4月の18日でした。
「トマトの分まで頑張ろう!生きようね^^」と言われての退院でした。

1月に黄疸で生死を彷徨った市松、なんとか助けて頂き順調な日々だったのですが
再び急激な容体悪化で入院したのは、4月の5日でした。
本当に、猫の容体の変化って言うのは、「ん?」と気づいたときには
かなり悪い、という。
飼い主泣かせ、なんて生やさしいものではなく、『肝を冷やす』とは
よく言ったもんだと思います。

1月の入院の時、猫の先生はホルモン療法を市松に施して下さり
今に至っています。
(詳しくは調べてません、病識をつけたところで不安ばかりになるので、
私は市松の飲んでいるお薬も調べず!
猫の先生を信じていれば、『出来ることはやっている』と納得がいっているのです。
今、市松が生きていることがその証明だと思ってる次第です^^)

4月の市松の状態悪化は血糖値があがってしまった為でした。
その時飲んでいたお薬のキャリーオーバーだと先生はおっしゃいました。
しかし、そのお薬を飲むのを止めてしまったら・・・
市松の命は、そこで尽きてしまう、と素人の私でも察します。
なんとかインシュリンを打たずに済む方向で、と先生は頑張って下さいましたが
市松の血糖値は下がらず。

インシュリンを投与し、命が助かった形となりました。
インシュリンを打つ、ということは、ずっと毎日市松の命のある限り
1日も休まず、私は市松に針を刺し続ける、ということです。

そして、トマトが亡くなりました。

何が何だかわからないくらいの悲しみの深さでした。
そんな中、私は注射の刺し方の指南を受け、市松退院となったのです。
悲しみに浸り込んで、目の前が真っ暗になっている暇もありませんでした。

市松の後ろ姿?首の下のハート柄の中のハゲが毎日注射されているトコ

インシュリンと注射ポンプ。毎朝毎朝休まず毎朝
とにかく必死でした。

猫の先生は、
「毎日同じ時間にインシュリンを打つ。1週間に1度、インシュリンを打ってから7〜8時間後の血液を検査して、次の1週間のインシュリンの量を決める。

たったそれだけの事。
あとは他の子と同じ。」

と、おっしゃいました。

ほ〜

ガチガチに固まって「どうしよう、怖い、大丈夫だろうか、私
大丈夫だろうか、市松」となっていた私は

「それだけの事、かぁ」と少しだけ(ホントに少しだけでした、笑)楽になった気がしました。
そして退院の次の朝から、私が市松にインシュリンを打つ毎日が始まりました。
先生と奥さんに教えてもらった通り、緊張でガチガチだった日から
だんだん慣れてきた感じがします(^^)

毎朝、起きてから人間のご飯をなんとかテーブルに並べ終わった7時に
市松にインシュリンを打ち、猫ちゃん達のご飯の始まりです。
それぞれのフードが違うため、把握も大変ですが、
「はい!市松」「はい!花火!」「ほい!カンロ!」「はい!ツララ」
「お待たせ、たまり」とフードをあげ、
最後にトマトに練り練りと作っていたご飯がないことに胸がギュ〜ッとなり、
それからケージにいる、「クコ!」「胡つぶ!胡ぶり〜」とフードをあげ
自分の朝食σ(^◇^;)

人間のチビを夫か私のどっちが保育園に送るのかでもだいぶ勝負は違ってきますが
疾風の如く、お弁当を詰め、顔を作り(わっはっは)、出勤、と。
このペースに馴れるのには少し時間が掛かりましたが、
トマトを失った私は、時間に追われ、仕事に追われ、子供の事に追われ、
と立ち止まる時間がない方が救われていました。

疲れが出てくるのは、ずっと後になります。
年とると筋肉痛が日数が経ってから出るように(苦笑)

私は倒れませんでした。
倒れると市松にインシュリンを打つ人が・・・。
市松の命に関わるから、必死だったのでしょう。私は市松の母です!
人間の潜在能力のすごさ(自画自賛)。
これは、人間の子供が入院したり病気になっても、やっぱり母である私は
すごいパワーで乗り切るのです。
母はそういう成分で出来ているのですから。

そして、1週間に1度、インシュリンから7〜8時間後に猫の病院に行きます。
病院の午後の診察は3時からなので、朝7時にインシュリンを打ち、
ピタッと3時に行けば8時間後です。

ただそれだけの繰り返しです。

でも、市松は普通に暮らしています。
市松は9歳になったばかりですが、
でも体の中は、亡くなる前のトマト17歳の子くらいだそうです。
免疫力が0!その為にすぐにカビになったりします。
他の子が跳ね返せるものが、市松には跳ね返せないのです。

でも元気ですよ^^

奇跡は色んなトコにあるもんです。

市松の寝床は仰向けに寝ている私の胸の上。幸せです。
(ちょいとスマホが見にくい、なんだか寝苦しい、という、笑)

6月の市松^^カビ・ハゲる前、可愛い!
クコがあんな事になるとは夢にも思わず、花火がこんな事になるとも思わず
ただ市松の命を繋ぎ、ただただトマトの死と向き合わず、逃げていました。
泣くこともグッと堪え、泣きませんしでした。
泣き出したら、そう簡単には止まらないことがわかってましたし、
泣いてる他は、何も出来なくなることもわかってましたから。
4月、5月、6月は、そんな感じで過ぎていきました。

やっと書くことが出来ました。



さてさて
この子は白ちゃん、青い目の男の子。足が1本不自由です。

9月の28日の猫ちゃんの譲渡会、行ってきました。
私もお世話になるやも知れぬ、と見学です。
出掛ける際には、夫が「もらってこないでよ!」「ホントにもらってこないでよ!」と
ふりか?と(笑)

人間のチビ連れだったため、写真が上手に撮れませんでしたが
猫ちゃん達は、港区の子達と天白区の子達でした。ボラさん達、ご苦労様でした。
本当に頭が下がります。
数えてはいませんが、20匹くらいの子がいた中、3匹の仔猫ちゃんが里親さまが
決まったそうです。
あ〜良かった、良かった。

その中、写真の白い子が、私は後ろ髪が引かれて引かれて、持って帰りたい気持ちを
グッと堪え、帰ってきました。
以前に私が里子に出したアタリちゃん(現:リリーちゃん)そっくりな青い目の白い子。
道路に出てしまったのでしょうか、足が1本不自由でした。
その歩く姿が、今の我が家の花火の歩き方にダブり、「うちの子にしたい・・・」と
つぶやき、「いや!駄目だ、市松と花火が最優先だもの」とぶるんと首を振った私です。

うっ苦しかったです。
そして、再び『預かりさん』のお宅へ撤収していった白くん。
あ〜いつかあの子に素敵な終の棲家が与えられますように・・・。

もし、このブログを見て下さる方の中に真っ白で青い目の子をお探しの方がいらしたら
(リリーちゃんの里親さまはそうでした^^
公園のノラ仔猫だったアタリが、富士市でお姫様のように可愛がられています^^)
ご連絡を下さいませ。

オマケ
夏を乗り切ったもふもふ・ツララ




2014年9月21日日曜日

2匹目の奇跡!花火ちゃん

花火さん退院してきましたよん♪

「僕が見てきた中で、血栓でここまで回復した子は2匹目」と
猫の先生はおっしゃいました。
「これはね、奇跡だからね!」と猫の奥さんがおっしゃいました。
花火ちゃん、本日(9/17)退院とあいなりました!10日間の奇跡です。

クコが亡くなったショックも癒えないのに、
花火が病気になっていた事がわかったのが8月の30日です。

FIPです。

また?
私は愕然となりました。
どうしてうちの子を、こうも立て続けに・・・
花火は8歳、クコと違って若いとは言えず、そして買われた猫です。
「ちょうど8歳くらいから又出るんだよ、腹膜炎は」と先生。
ただ、クコや10年前のウズラのようにあっと言う間に旅立ってしまうことはない様子です。
「とにかく現状維持で頑張ろう」と。
8月30日の花火ちゃん、アンニュイ・・

でも、あまりに続くのが耐えられなくて、
神頼みに走った私達家族、神社にご祈祷してきました。
「トマトがいなくなった上にクコちゃんもいなくなって、
これ以上、私から猫ちゃんを持って行かないで下さい!」と。
花火のもともとの飼い主さんのお墓参りも。祈れるものには何でも祈った私です。

花火は我が家の象徴のような子で、営業部長として活躍^^
お客様がいらっしゃれば、我先に犬のようにお出迎え、「撫でれ」と目の前に居座り、
しばらく経つとキャットタワーの天辺から見下ろしたり
も少し時間が経つと食器棚の上でコロッと寝て、人間を見ている、という。
人が大好き、コロコロとよく遊び、ホント可愛らしい胡です。

そんな花火は、その頃にはキャットタワーの天辺も
食器棚の上にも上らず、ドスドス走らず、明らかに元気がなく
ショベルカーのように食べていたご飯も、あまり食べなくなってしまいました。

その様子を見ているだけで私は苦しいんです。
何かに祈らずにはいられなんです。

そして、そんな神社帰りの夕方に、
猫の病院で、花火を診察台に乗せた瞬間に異変は起こりました。
いえ、車の中で異変は起こっていたんだと思います。いつもよりキャリーから出せ出せと
ニャーオニャーオと怒っていました。
激痛だったのだと思います。

診察台に乗せた花火の後ろ足はダラッと伸びきっており、必死で立とうと歩こうとするも
立てず、歩けず、呼吸も苦しそうで口をパクパクさせていました。
意識も朦朧です。
このまま死ぬのでは?と言う形相に
私はショックと恐怖で息も絶え絶えで足がガクガクしてしまいました。

「血栓だ」と猫の先生。
「助けられるかどうかわからない、今夜逝ってしまうかもしれないけど預からせて!」と
私がアングリ口を開けてボロボロと呼吸も出来ないくらい泣き出すと
「この子が今1番苦しくて、1番頑張ってるの!
そんななら猫飼う資格ないよ!ちゃんとしなさい!」と
めちゃめちゃ叱られました(苦笑)

猫の奥さんは、意識を失っても尚暴れる花火に噛まれても
微動だにせず、
「母親がそんなでどうするの?
今の今だから助かるかもしれないから!」とおっしゃいました。

もう何が何だか・・
自分の子が自分の目の前で車に撥ねられ、生死を彷徨っているような
いきなりの花火の激変に、ただただ呆然となり、震えながら泣いていました。

その夜は眠ることもままならず
携帯電話に抱きしめて横になるしかなかったです。
翌朝も・・仕事なんて休みたかった・・
でも、休んだら、私がちゃんと頑張ってないと歯を食いしばっていないと
花火を連れて行かれてしまうんではないか、とただ怖くて
出勤し、仕事してました。

幸い、猫の病院からは電話はなく、
夕方頃には、「もしかして助かる?花火!」と鳴らない電話に
「血栓は溶けたのではないか?」と。
仕事終わりで子供を保育園に迎えに行き、そのまま花火の面会へ行きました。

昨日あんなに叱られた猫の先生は、ニヤッと
「大丈夫だよ。まだ安心は出来ないけどね。」と不敵な笑みを浮かべ
奥さんも「ここだったから、本当に幸運、強運だね!」とニッコリ、
「花火ちゃん、よく頑張ったね〜」と。

私は全身から緊張と恐怖がスッと抜けていくような感じになり、
抱いていた子供(人間)をズルズルと落としてしまいました。
「ママ、花火ちゃんが見えない!」と子供に言われ、ハッとなり
子供を抱き直して、点滴に繋がれている花火を二人でガラス越しに見てました。

花火は、生きてました。

そう、花火は強運です^^
血栓で突然死、と言うことを耳にしたことはありました。
私が仕事中だったり、家を空けている時だったら
寝ているときに同じ事が起こったら、助からなかったかも知れない。

猫の病院の診察台でそれが起こった花火、
日本で1番最強な場所での血栓だったと私は思います。うん、日本一です。

本当に良かった・・・。
助けて下さった先生と、頑張った花火に感謝するのみです。


そして花火は退院しました\(^O^)/
奇跡なんですね!
ちゃんと後ろ足は動いてます。
お盆にお留守番の花火。食器棚の上です^^

ともあれ、血栓はなんとかなってもFIPはそのままなので、
やはり、以前のような元気いっぱいの花火ではないのですが、
この愛くるしい顔を、家で見ていられる、ミッチリ詰まった毛をナデナデ出来る!
この幸せ・・・

ああ、どうかこのままで、少しでも永く・・・
2Fのベッド脇のソファでの花火。7月。
今の花火は、階段を上ることが出来ず一緒に寝室では寝られないのです。







2014年9月18日木曜日

いろいろなお話ししたいこと♪

みなと猫の会
幸運にもお知り合いになれた方からのお知らせになります!
(猫ちゃん捕獲器を貸して頂いた方です^^)
猫ちゃんの譲渡会が我が家地域の方でありますので、お近くの方、そうでない方も
是非!お立ち寄り下さい^^

「そろそろ猫ちゃんと暮らしてみるかぁ」なんて思われている方も
ペットショップには行かずに、是非ともここへお願いします。

我が家からは今回は参加できる猫ちゃんはいないのですが、思い切り顔を出そうと思ってます!
私にとっても初めての経験ですので^^


杏くん♂推定11〜12歳

さて!この愛くるしい柄!なんて素敵な大きなぬいぐるみのような杏くんです!
我が家から、初めて里子に出した猫ちゃんです。あんずくん・・・
か、かわいい。
我が家の縁側でミューミュー鳴いていたときは、手のひらに乗るくらいだった
小さな小さな杏君、今抱っこしている彼女の息子になって10年以上経って
こないだ再会したのです!

こんな幸せは滅多にないんです!
『逢いに行きますね』『遊びに行かせて下さい』と里親さまに私は言います。
その時も、今もまじめに本気で言っているのですが、
叶うことは滅多にないことなんです。
嬉しかったです〜
もっさりと私のことを忘れ、「シャー」と鳴いた杏君(笑)。
いいんだよ〜
君が彼女を支え続けて家族を守り続けたんだね!

そして、杏君とうちの市松は絶対血が繋がってます。
(自由すぎるこの柄・・・)
心ない人間が、生きていくことは出来ない事をわかっていて、悪質にも
我が家裏の側溝に捨てていったんです。
市松に至っては目も開いてませんでした。

犯人がわかれば、末代まで祟ってやる!くらい怒っている私です。

この子が我が家にいた、あの頃、
里親募集の貼り紙(当時はインターネットで、なんて頭になかった私です)を
獣医さんや町内の回覧板などに貼っていたあの頃、
我が家にいたウズラもトマトもこの世にはいません。
でも、杏君と彼女と話していると今でもあの時の光景がありありと浮かんできて
泣きそうでした(;_;)
杏君は、覚えているかな?私の声、思い出さなかったかな?

久しぶりの再会だった杏君のママは、
「私、杏のこと、uzumakinecoさんが里子に出した猫ちゃん達の中で
1番幸せにしている自信がありますよ(*^^)v」と言って下さいました。
素直に、ホントに嬉しかったです!

「いや、うちだって!」と言う声がたくさん聴こえてくるような気がしますね^^


抱っこされる大河くん
ご報告が遅れました。
お見合いがうまくいった大河くん、素敵な里親さまに恵まれ
「ずっとご縁が頂けなかったのは、この方達に出会うためだったのね〜」と
本当に心からこのご縁を喜んでいた私でした。
トライアルも里親さまの頑張りで、一足飛びには行かなかったにしろ、幸せな方向へ向かっていました^^

お外からおうちの子へ、
激変だった大河くん、頑張った大河くん、
優しく寛大な里親さま、

なのに、私は大変なルール違反を犯してしまいました。
大河くんのもともとの保護主さんが彼恋しさに体調を崩されたのです。
やはり1年近く、ずっと側にいて、大切に大切にご縁を待っていたのです。
ずっといた子がいなくなって、初めてガックリくる人・・・
ご本人も自分がこんなに体調を崩すとは夢にも思っていなかった、と号泣していました。

誓約書も交わし譲渡した猫ちゃん、申し分のない素敵な里親さま、
本来ならあってはいけないことなのに、
悩んだあげく、私は理由を話し、大河くんを返して頂きました。
1週間も暮らせば、もう可愛くて仕方なかっただろうに、里親さまは
「いいですよ、お気持ちわかりますもん。」と泣く泣く返して下さりました。
今でも「何かあれば戻して下さいね」と気に掛けて下さってます。

何匹も里親さまの元に猫ちゃんをお届けしてきて、私自身も初めての経験でした。
「絶対こんなこと駄目!言えない!頼めない!どうしよう・・」と最初は思ったのです。
でも・・・

只今、大河くんは元々の保護した方のおうちでお外ではなく
おうちの中で家猫修行中です。
頑張ってます!

このことを私は忘れず、十字架のように背負う覚悟です。
色んなご意見にもきちんとお答えするつもりでいます。
ご迷惑をお掛けした里親さま、大変申し訳ありませんでした・・・。

里親さま宅でのノビノビ大河くん

お目々が開いたふくくん
さて!そして、福くんもお届けしてきました^^
只今、先住猫さんが頑張り中です〜福くんはふんぞりかえっているそうな(^^ゞ
これまた素敵なご夫婦のおうちに縁づいた福くん、
きっと幸せになる、こんなに可愛い子ですもん!
助かった命がこうして里親さまの元へ、

頑張ったのは、やっぱり猫ちゃんです。
私は、何度も見届けられて、幸せ者ですね^^


こちらもふくくん(うちではコカゲくんでした)
さてさてさて!
そして、こっちのふくくんです!うちではコカゲ君でした^^
風格が出てきました〜もともと美男子君だったのですが、磨きが(黒光り?)かかってます!

「ふくくんが来て1年です。」と里親さまから写真付きのメールを頂き
飛び上がって喜んだ私です。
苦しかったり辛いときは、里親さまからのこういうお便りが1番効きます!
嬉しい限り!
ありがとうございます!

(何が辛くて何が苦しかったのかは、少しずつ小出しで書く予定です。すいません・・)

2014年9月16日火曜日

全ての始まりはこの胡・・・(@_@;)

初めまして、胡ぶりです^^母でありババであり
前回の続きになります。そもそもこの胡ぶりちゃんが我が家近くに現れたのが
3〜4年前でしょうか?耳が切れていたために、
「あら?この子、地域猫ちゃんなのかしら?どなたかがきちんと把握してらっしゃる子なのかな?」と思っていた私がバカでした。

メスなんです。
そして、飼い猫なのに外に出している猫ちゃん、しかもオスだからいいやと去勢していない猫ちゃんがいて、
数々の悲劇が繰り返されてきたのです。

その悲劇も、『私にとって』悲劇なだけで、関係ない人にはぜんぜん関係なくて
その外飼いオス猫ちゃんの飼い主にとっても関係のない話なのでしょう。
頑張って生き抜いたのは、この子、『胡ぶり』です。

ある日、仔猫を連れて我が家の縁側にヒョコッと顔を出す胡ぶり。
『げっ避妊手術されてない!地域猫ちゃんではないんだ!』と驚愕する私。

暫く顔を見せない。
ヤキモキと『あの仔猫ちゃんたちと胡ぶりちゃんはどうしてるんだろう?』
なんだか片思いにも似た感じで、やって来てくれるのを待つだけです。
猫ちゃんの縄張りは、そんなに広くはないのはわかっているのですが
ここ中途半端な都会では、道1本入ると全くわからないのが現実なのです。

かといって、用もないのに胡ぶり一家を探してさまよい歩く勇気もない私。

棒の先に歯ブラシをくっつけてナデナデ

そして、またしばらく経って、件の胡つぶちゃん、そしてザラメちゃんと並んで
我が家の縁側に!!
胡ぶりちゃんとは時間差で来るようになりました。
クコちゃんが我が家近くに彷徨うようになるには、また時間差があります。

ご飯を置いて、距離を縮め、そっと縁側のガラス戸を開けて隙間を作り
ソッと猫ちゃんが入ってきた瞬間にガラス戸をピシャリと閉めて、保護。
↑これがいつも私のノラさんの保護の仕方です(苦笑)。

その時に保護できたのは、ザラメちゃんのみ。
すんでのところで胡つぶは保護できず、クコに至っては『もう1匹黒猫の仔猫がいたはずなのに・・・』と姿も見せませんでした。

そして、ザラメちゃんはお伝えしたとおりの家猫修行を積み(*^^)v
今は湖西市の素敵な一家の家族です!

そして時間が経ち去年の7月に又!!!
胡ぶりが仔猫を連れてやって来ました。3匹。むすびちゃん、こかげ君、スズメちゃん。
ほぼ同時期に、胡つぶは5匹の仔猫を引き連れて・・・姿を見せるという
私の猫歴史の中でも、1番でかい眩暈を喰らった瞬間でした。

根こそぎ仔猫ちゃんたちは保護!8匹です。
懐いていたのは、むすびちゃんと後発の5匹中のミミズクとシズクのみでした。
苦しかったです。
人間に懐いているのといないのと、それはそれは大きい差があります。

そして仔猫は可愛いけれど大変です(-。-;)
懐いていても懐いていなくても・・やっぱりやんちゃをするのです。
苦しい日々でしたが、黒猫のむすびちゃん(現:パルちゃん)、コカゲくん(現:ふく君)は
サッと里親さまが決まり、その後は苦しみましたね(苦笑)。

でも!諦めなければ、ちゃんと仔猫たちは里親さまの元へ(*^^)v

クコも保護でき、
残るは、このお母さん達コンビでした。
猫ちゃん捕獲器という飛び道具をお借りすることになりましたが、無事に保護!
即、避妊手術。
一旦、脱走した胡ぶりも保護、抜糸がまだだったはずが・・・糸はなくなってました(苦笑)

2匹とも今は大きめゲージに入り、家猫修行中です。
ケージに閉じ込めることは、なんだか可哀想な気がしてたのですが
猫の先生曰く、この方法が1番早く懐くそうですよん♪

そしてお友達から聴くところによると
生粋のノラさんが人間に心を許すまでの時間は、その子が外にいた時間に匹敵するそうです。
個体差はありますが、
ノラでも懐く子はすぐ懐くし(^_^)b

仔猫なら仔猫のうちの保護が有効なわけですね。

胡ぶりちゃん、早くに保護してあげられなくてごめんね(T.T)
こっからが私たちの頑張りどころだよ!

胡ぶりちゃんは、
ザラメちゃん、クコちゃん、胡つぶちゃん、
コカゲくん、むすびちゃん、スズメちゃん(現:ももちゃん)の母であり

ミミズクくん(現:セサミくん)、シズクくん(現:なめたけ君)、カノコちゃん、ゴヘイ君、コバンちゃんのおばあちゃんです\(^O^)/

私が早くに保護しちゃってたら、この胡達は生まれてこなかった・・
不思議ですね。
やはり、物事には運命というか逆らえないものが存在するのだ、と思います。

やるしかないです^^
この表情・・・先はながいぞう(-.-#)

これが、我が家の3月の出来事です。
半年経ってのお披露目・・・

色々ありすぎて、すいません…>_<…

2014年8月30日土曜日

いろいろあったのです(-_-)

はじめまして^^胡つぶです。
まだまだ寒い3月に我が家に新しい保護猫ちゃんたちがやって来ました。
写真の子は胡つぶ(こつぶ)、いったん保護して避妊手術をした後、
家猫修行しようとしていた時に、まだ抜糸が済んでいないのに、
うちの網戸をぶち破り、脱走したこの子(笑)

あれれ?と思った方もいらっしゃるかと思いますが、
スズメちゃん(現在はももちゃん)そっくりです。なんてったって姉妹ですから。
半年ほど時期違いの姉妹です。

我が家は名古屋の中でもこういう地域猫ちゃん?のことが遅れている地域だと私は思ってます。えらそうに言う私なんぞ、何も出来ない、自分の目の前のことしか出来ない
ただの猫好きに過ぎませんが・・・

近所の一人暮らしのお年寄りがご飯だけあげて、どんどん増えたノラさん。
(少し減ってきたのかな?と言う印象はあります^^)
そのお年寄りは施設に入ったり、亡くなったり、残されたのはご飯をもらえなくなった
こういうノラ猫さんたちです。

この子のお母さん猫は、ここらへんのノラさん胡ぶり(勝手に命名)ちゃん、
ザラメちゃん、クコちゃん、この胡つぶちゃんは姉妹です。
ザラメちゃんと並んでうちの縁側でご飯を食べていたこの子、
ザラメちゃんは何とか保護できましたが・・・

この子はすんでのところで逃がしてしまい
次にうちの縁側にやって来たときは、
ミミズクを始めとする仔猫を5匹も引き連れていました。
ビックリしたのと、涙がポロポロ出ました。
小さな体であの暑さの中、5匹も育て上げ・・・ガリガリでした。

ザラメちゃんは我が家で家猫修行中で、すっかり可愛らしい家猫ちゃんになっている
その外で、この子は・・・
私が保護できなかったばっかりに・・・。
その差は大きい、と。

仔猫ちゃんたちはミミズクを筆頭に根こそぎ保護したその後に、
だいぶ経ってからやっと胡つぶも保護、そして脱走(>_<)ゞ

また少し時間が経って、
幸運にもお知り合いになれた方に猫ちゃん捕獲器をお借りすることが出来
やっと、やっと!再びの保護(^-^)V

もう絶対逃がしません。
こんな可愛い子だもの、人間に懐きさえすれば絶対幸せになる!
一足早く保護できたクコさんの分まで幸せになって欲しいと日々願ってます。

ザラメちゃんに、ミミズク、シズク、ゴヘイ、カノコ、コバンに続くんだよ!
頑張ろうね!

里親募集にはまだまだ時間が掛かりそうですが、
俄然やる気が出てきた私です^^
クコ、みててね!

春頃からの激動で、この子のことを書くのがこんなに遅くなってしまいました。
次は胡ぶりの事を書きますね^^
怯えてはいますが、奥が胡ぶり、手前が胡つぶ、親子なんです。
絶賛家猫修行中〜!

※福くん里親さま決まりました!ありがとうございました(^_-)-☆
そして、大河くんも本日お見合いと相成りました^^ご縁に結びつきますように!

2014年8月25日月曜日

クコちゃん、逢いたいよ・・

私の足下でジッと見つめるクコ


8月の12日にクコさんが旅立ちました。まだ1歳半くらいの子です。
昨年10月に保護して、まったくもって懐かず・・でも可愛くて可愛くて気長に家猫修行中の子でした。

梅雨に入ったあたりから、ナデナデさせてくれるようになり、
ケージから出してあげられる時間も持てるようになり、
どんどん可愛くなって来たクコちゃん。
そろそろ里親さま募集をかけられるかも?といった矢先に、
「クコちゃん、かわいいな。うちが欲しいな。」と言って下さる方もいたのに。

気づいたときは手遅れでした。
「オシッコの色が濃い!」「食べないな〜」「元気がない?」と
猫の先生の所に連れて行ったのが8月にはいってすぐ
「これはやばいよ。助けることは出来ないよ。」と。

私は目の前が真っ暗になりポロポロ涙がこぼれました。
「泣いてる暇はないよ」と猫の奥さんがおっしゃった言葉もよくわかっていたけれど、
嗚咽がでるほど泣きました。

「クコちゃんの幸せはこれからなのに・・・」と。

結果、FIP 猫伝染性腹膜炎でした。忌々しい病気です。本当に悔しい・・・

猫の先生の予測より早くにクコはあっと言う間に逝ってしまいました。
私に手を掛けまいとしたんだと、私は思っています。
クコはとても頑張ったので、私が頑張らないわけにはいきません。

トマトを失って、やっと「そろそろ書かねば!いっぱい書くことがあるぞい」と
思いお尻をあげたところでした。

クコちゃん、逢いたいよ。
今度は丈夫な体で生まれかわっといで!又一緒に暮らそう!
絶対見つけるから、可愛いクコちゃん。

クコは、クコが初めて我が家に足を踏み入れた縁側の、
ジューンベリーの樹の下に埋葬しました。
私は、クコのことを絶対忘れません。立ち止まりたいしゃがみ込みたい気持ちを抑えつつ・・・
クコが、クコみたいな猫さんのこと、やはりこうして書かねば!と
踏ん張ります^^
うん、大丈夫!


そして、知人からのSOSで里親募集です。
福(フク)くん
いつでも里親募集中
ペットのおうち


大河(タイガ)くん
いつでも里親募集中
ペットのおうち

よろしくお願いします〜

2014年5月4日日曜日

トマトさん、この世はどうだった?

「ごめん、トマトが息をしていない・・」と
猫の先生から電話があったのが4月の16日、22時前の事。

私は、「はい ありがとうございました・・・朝迎えに行きます。」とだけ答え
ひとしきり泣きました。

トマト17歳(推定)1997〜2014
私の猫人生は全てこの子から始まりました。

「あ〜私の側で逝くこともしなかったんだな、トマトらしいな」
「もっと手を焼かしてくれることもしないなんて・・・」と天井を見上げ声をあげて泣く人間。
トマトの亡骸は猫の先生の所にあり、本当の意味で私が「トマトがこの世からいなくなった」と
痛感するのは、もっと後になります。

 つい最近まで歳を取っているのか?この子は?と言うくらい
変わらない若さで愛くるしさを振りまいていたトマト、
賢く、人の心を読み、この家の全ての事がこの子がいたからこそ回っていた。
たくさんの猫ちゃんが、我が家にやって来て、そして里親さまの元に幸せに出発をしたり、
縁あって我が家の子になったり、
全てがトマトのご加護?の元に・・・。

ふとある日、14歳になった頃に痩せ始めカサカサと仔猫の様な落ち着きのなさ、
「甲状腺機能亢進症」だった。
それでも今はフードが進化しており、
y/dを与え始め、また太りはじめ、何事もなかったような日々。

そして又ある日気づくと
また痩せ始め、かかりつけの獣医さんの見解は「腎不全」「老衰」
皮下注射が始まり、
私は「あの道へ行くのだ」と覚悟を決めたのが、ついこないだの様。

我が家の他の猫ちゃんのご縁で、猫の先生に診てもらい
結果「肝臓」 。年齢も年齢なので仕方ない部分はありつつ、

飲み薬を吐いてしまう(けっこうな大きさの薬で、
いま我が家ではタマリちゃんが毎日飲んでいる)トマトは
1日おきに猫の先生に注射してもらう。
それが3日に1回、1週間に1回、と安定した日々。

我が家から猫の病院の距離を考えると、大変ではないと言えば嘘、だけれども
毎日、皮下注射をすることを思えば全然平気なのでした。
ありがたい話です。

トマトは、一番太っていたときは5kgと女の子にしてはズッシリ丸く大きく
「オスですか?」とよく訊かれたものだった。

(↑15年前のトマト、首輪が懐かしい。ホラ!愛くるしい。)

猫の先生のお世話になるようになった頃には3kgを切っており、
少々辛かったが(見てる人間は、)。
猫って、玉手箱をあけた浦島太郎のようにいきなり老化します。
いきなりです。
そして、またいきなり。

でも、なんのかんのとまだまだ生きてくれると思っていました・・・

だってトマトってそういう猫ですもん。

我が家は、市松が重篤な状況が続き、入退院を繰り返す今日この頃。
プライドの高かったトマトさん・・
「順番ってものがあるのよ!」とでも思ったのか
それは、いきなりのことでした。

(↑3月のトマト、子供の食べ散らかしの向こうで、絵的に一寸法師っぽい)

15日に仕事から帰ると、トマトは洗面所の冷たい床の上で倒れていた。
思えば、朝大量の水が吐いてあったのがトマトのモノだったのだと。
多頭飼い故の把握の困難さ。
私は飼い主として最低なのかも知れない。

「トマト!!いったいどうしたの?!」と抱くと私の顔をみて
安心したように喉をゴロゴロ鳴らして「にゃ〜ん」と鳴いたトマト。

私はギュ〜ッと心臓を掴まれたような不安に襲われ、
地に足が付かないような頭がカ〜ッとなってしまったような、

あのゴロゴロが今でも私の耳に残っています。
グッと喉を伸ばし私に体を預けたトマト、
あれがトマトの私への最後のメッセージだったのだな、と。

そして猫の病院に走った私。

先生の顔は険しく
「順調だったのに・・・発作があったか・・・・これはやばいな。体温が下がり始めている。
最期が苦しいと可哀想だから、預からせて。」とおっしゃった。
ガクガク震えて、気付かず仕事に行き、自分を責める私に
「あなたが働いているから、こうして猫が飼えているんでしょ?
胸張ってなさい。明日も何も変わらず仕事に行きなさい。」と。

その後は・・
帰宅しても眠れず朝を迎えた。とにかく電話が鳴るのが怖くて、
でも枕元に電話を置いて、怯えながら。

そして翌日、
私は休むことが難しかった仕事を無事終えて、子供を迎えに行き
一緒にトマトと市松(も入院してたのだ。先生が隣同士にしてくれてた・・・染みます。)の
面会に行き、夫も仕事からそのまま面会に来て、
生きているトマトに会ったのはその時が最後になった。
少し頭は動かすものの、もう意識は戻って来なかった。

そして、帰宅して子供を寝かせて
その時は来ました。

覚悟は出来ていたはずなのに、
トマトがいなくなると言うことがどういうことなのか
我が家にトマトがいないなんて、あり得ない事が今おこっている。

あの時はそれがよくわからず、
そして今もよくわかっていない私。
考えてしまうと息が出来なくなるほど泣いてしまう。
どうしたら良いのだろう?と立ち止まったら負けのような・・・。
膝をついたらもう立ち上がれないだろう。

私の大切な大切な可愛いトマト、
いつか再び会ったときには抱きしめて離さないつもりです。
 あのフワッフワなトマトの毛を又撫で繰り回すつもりです。

(↑去年の8月のトマト、お留守番の巻)

「トマト、この世はどうだったかな?
幸せだったかな?

私はトマトと暮らせて本当に幸せ!!

ありがとう・・・・」

左がトマトで右が新顔だった花火、8年弱前

とにかく1度は入るトマト。10年前


2014年3月2日日曜日

そろそろ動き出したいけれども・・・(-。-;)

3月になりました。
春ですね〜
えらいもので、いきなり気温もぐんぐん上がり花粉もワッサワッサで
鼻水垂らしてクションクションな毎日です・・・(T.T)

さて、ご覧下さい。このお顔(苦笑) ↑
我が家の秘密兵器というか、保護猫「く胡(くこ)」さんです^^
クコの実から命名したこの可愛らしいお名前・・・ムフフ
保護したのは、10月の20日頃になります、はい。
そして避妊手術したのは11月の20日です。順調に懐くはずでした(苦笑)。

ところがどっこい
ちっとも懐かないくこさん、
一時は諦めようかと思いつつ、こんな可愛い黒猫くこさん
人間に懐きさえすれば絶対に里親さんは見つかり、幸せになる!と確信している私です^^
リリースはしませんでした。

以前のかかりつけの先生にも
「ケージに入れっぱなしの方が早く懐きますよ!
最長で1年掛かった子もいましたが、ムフフ」と助言頂き

猫の先生にも
「リリース?絶対だめ!」
「ケージに入れときなさい!きっと懐くから」と教えて頂き
友人からの頂き物の3F建てケージで暮らすくこさんです。
ケージも1Fリビングにド〜ンと置いて、人目にさらされ皆の真ん中のく胡さんです^^

この写真の時は、ウカウカッと掃除中に私が扉を閉め忘れ
他の事をやり始めて小一時間・・(苦笑)
「あら?タマリちゃん、そんなところに。あらら?タマリちゃん、ソファにもいるわ〜
 ・・・・・
え〜!!??」ということです。くこさんケージから脱出の巻きでした(^^ゞ

もう〜(*^_^*)
笑えるくらい可愛いのですが
本猫にとってはたまったもんじゃなくて、こんな耳になっております・・・(苦笑)
マニアにはたまらん可愛さです。

でも、これはたまたまケージから出てしまってプチパニックでこんな顔ですが
ケージの中ではかなり懐いてきました。
かなりと言っても。最初が最初なだけにまだまだ先は長いのですが
そんなくこの警戒心に寄り添って、付き合う覚悟を決めている私なのです^^

ケージの中でのびのびオモチャで遊ぶようになってきたくこ。
ここまで人に懐かない理由はくこにしかわかりません。
辛いひもじいノラ時代が彼女の今を作っています。

本音を言えば、
もうヨタヨタしているトマトさん、何かと心配な市松の事を鑑みて
早くに里親募集掲載にもっていきたい気持ちは山盛りなのですが

ここは、やはり・・・
グルグル喉を鳴らし、人に撫で繰り回され、人の側で腹を上にして寝られるくらいな
家猫さんになってから、もらってもらった方が絶対いい!
というか、今の状態で無理したところで
里親さまは決まらないでしょう・・(T.T)
よっぽどのマニアであれば別ですが(苦笑)

大丈夫!たかだか最長1年です。
ゆっくりいこうね、く胡さん(^_^)


そして、たくさんの皆様にご心配をお掛けしました!
お待たせしました^^
すずめさん、ももちゃんという可愛らしい名前を頂き、
幸せな再出発です!


おんなじ名古屋市内、猫の先生のものすごいご近所さんに縁づきました^^
鬼に金棒です^^
ありがたいご縁です!

↑写真のスズメの表情(2枚目)を見て、私は愕然となりました(/_;)
「スズメ、こんな表情をするんだ〜」と。正直ビックリしてます。トライアル2日目の写真です。
愛情を注いでもらっているのだな、と痛感する写真でした^^
安心しきってますね〜

Iさんご夫妻、ありがとうございます!
我が家ではこんな表情はみたことなかったのです。
うれしいな〜
スズメちゃんを見守って下さった全ての皆様に、ありがとうございました!
又、里親さまからのナイスな写真をここに貼り付けます^^


そして、私は又もやありがたい猫の先輩さまと知り合いになり、
感銘を受けている毎日です^^
猫ちゃんを通じて色々思います。

一人じゃないのですね。