2013年7月31日水曜日

トマトさんの冒険の巻


紬ちゃんが我が家に来て、1週間が経った。
外は土砂降り、子供は手足口病なる怪奇な名前の病気にかかるも、とっても元気な日に、
人も猫もお外を見ながら「は〜」とため息が出てしまいそうな日である。

カンロが網戸越しに外猫のオオブリ君(勝手に命名)相手に
フーシャー睨み合っている。

「たのむよ〜」と祈りつつも聞き入れてもらえず、
そして、ドンガラガッシャンコ!とすごい音と共に網戸は外れ、カンロは外に転げ落ちてしまった!

「わ〜!」と外を見ると、
カンロはオオブリ君に一喝され、家の中にスゴスゴとあっと言う間に戻ってくる(苦笑、はやっ)。

体は雨でビショ濡れだ・・・。

「うん、もう(-.-#)」と言いながらカンロの体を拭いていたら
片目がポンポンに腫れてきてしまったのである。
「あ〜爪が入ったのね」
猫ちゃんの爪の中は雑菌の住処、

私は急いで、獣医さんのところへ走る。申し訳ないけど子供も道連れだ。
「この病気がうつりそうな子供が獣医さんにいませんように!!」

網戸がはずれたあの時に猫ちゃんの点呼を怠った私も悪かったし、
まさかうちの子達が外に出ちゃうとも思わず
私はバッタバタで獣医さんへ出掛けてしまったのだ。
1つ何か行動するとその前の事はスッポリ忘れるのが、私の得意技なのである・・(^^ゞ





カンロは手早い処置のおかげで事なきを得るが、
かわらず片目が腫れ上がっている。
しばらくは大嫌いな目薬の刑なのだ。仕方がないね♪

そして、夕飯時
「トマト〜!お薬だよ!」とトマトを探すもぜんぜん出てこない!
ここかな?あそこかな?とクローゼットを開けたり、色んな隙間を探すがまったくいない!!
焦り始める私、冷静に考えれば、「そこは無理でしょ?」ってな場所まで探し、
まさか外なんかに出てるとは思ってもいないため、
「どこだろう?なんで隠れる必要があるんだろう?」くらいに思って
プリプリと夕飯の支度に掛かる。

そして、ハタと気付く。

「そういや〜カンロが網戸を外したぞい。」
不安になる私。
気付いてから不安になるまでの時間は1秒掛からない(苦笑) 。

カッパを着て、キャリーを持ち、
子供に「すぐ戻るからテレビ観ててね」と言い聞かせ
玄関から発射するように捜索に出たのだ。

トマトは何処へ
トマトは・・・

トマトはすぐにいた。

お隣のおうちの軒下に雨宿りをする貴婦人のように鎮座していた(?_?)エ?
玄関を出て、15秒後の発見だった。
私を睨み付け、ニャーとひと鳴きしてプイッと横を向くトマト。

「わっ!!怒ってるわけ???」

私はお隣のピンポンを喰い気味に押し、
理由を話し、笑われ、家の中にあげてもらい、
縁側でうずくまるトマトを抱き上げた。

ビショ濡れだ・・・
お隣さんにお礼を言って、家に帰ってきたのだ。

ごめんね、トマト。
カンロが網戸を外してから、なんと8時間後の救出。
トマトは、この長い時間、お隣でジッと雨宿りをしていたのだろうか?
納得がいくまで散策したのだろうか?

本当のところは謎のままだ。
車に撥ねられたり、事故に遭わなくて本当に良かった・・・

これでは、猫ちゃんの保護がどうのこうの言う前に
飼い主失格ではではないか・・・。

トマトは、こうやって要所要所で、私の度量を計るお仕事もしていらっさっしゃる。
えらい子なのだ^^
寝転がるトマト。

転がるカンロに「あそぼ」なザラメ。
雨の日はみんなもてあまし気味。

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