2015年7月10日金曜日

預かりさん、辞めました(^^)


寝室の妖精「白くん」
久しぶりになります,何から書いて良いものか・・
ひとつずつご報告をば^^

預かり猫ちゃんであった白くんが、正式に我が家の猫ちゃんとなりました。
牡丹(ぼたん)くんです。『立てばシャクヤク、座れば牡丹〜』の牡丹です(笑)。牡丹雪の牡丹です。ボタッとしているからではありませぬ。『お餅』と最後まで迷いましたが(苦笑)
よろしくお願いします(^^)

胡つぶのことがあって、すっかり「里親募集」活動が怖くなってしまったのもあります。
(この件に関しては、またきっちり書かせて頂きますね。たくさんの方にご心配頂き,申し訳ありません。)
足の不自由な白くんが不憫であったから、我が家に迎えてあのではありませんよ。
彼の存在が我が家に必要なのです。
彼がいることによって,
私達家族は、人間も猫も非常に苦しい時期をなんとか乗り越えて来たという感じです。

胡つぶが里親の所へ行った翌日の譲渡会から、私は「預かりさん」となり白猫の白くんを持って帰って来ました。
彼は,後ろ足が悪く靱帯が伸びきっているため、ケージに入れたりキャリーで運ぶのも
曲がらない後ろ足であっちこっち引っかかり、おっかなびっくりで我が家に来てもらったのですが・・・

何のことはありませんでした。

彼はドドドッと階段を駆け上り,駆け下りて、忙しく行ったり来たりする私の歩幅と同じように行ったり来たり、
キャットタワーの天辺まで駆け上り、鎮座するタマリに猫パンチを頂いては、
困った風な顔をこちらに見せたり、

「わぁ♪行けないところはないね〜」とかなんとか言っているうちに
ウカウカッと脱走までされたのであります。肝を冷やしました・・
白くんがどこにもいない、押し入れの何処かか?
いない、いない、

「胡つぶがいなくなって、その上白くんも?」と後ろに倒れそうになりました。
「まさか白くんが人間をすり抜けて,脱走なんて」と決め手掛かっていたのです。
甘かったです。

彼はしっかりと人間をすり抜けていました。
そして、
出たは良いけれど,お外は怖かったようで家の裏の側溝で確保しました。
白→グレーに変色してました(苦笑)
それでも10時間以上、いなかったんです。ゾッとします。

そして、

彼の性格の良さと言ったらば、もう!大きな体と比例したおおらかな性格、
人が側によるだけで,グルグルグルグルと大きな音で喉を鳴らし、
彼は,私のベッド下を居城と決め、ベッドで横たわる私が下を覗くと、↑ああして目が合ったりなんかします。至福です!

きゃわいい!

寝室の妖精達、右は胡ぶりです^^
そして、こういうグルグルゴロゴロとなつっこい音を始終立てているこの側にいるのは安心なのでしょうか?
まったく人間に懐いていなかった,保護から1回もケージから出してあげることも出来ず、人が側に寄るとビクビク身をすくめてしまい、撫でることも出来なかった胡ぶりが!
「出たいニャン」と鳴きまして(私はほぼ猫語がわかる女です、ふっふっふ)

お?
1度も出してあげたことないけど、いいかな?元に戻せるだろうか?
家の中でノラ生活をされると困るな、とかなんとか色々考えたのですが・・
少し出してあげて,走ったりノビノビ出来れば良いかも?とか思い、えいっとケージから解き放ってみました。

胡ぶりは白くんの側に駆け寄り,スリスリゴッツン、そしてその日からケージに戻ることはありません。
だって、いつもベッド下にちゃんといるのです^^
時には白くんと身を寄せ合って、まるで餅にあんこがかかっているかのような・・
時には一人、距離を置いて
時には市松と3匹で、
カメラを向けると少し後ずさりをしてしまうけれど、そんなの上々です。脱兎の如く逃げないだけでも「すごい」大進歩どころではない大進歩です。
胡ぶりは気づいていないですが,白くんを盾にナデナデ出来たんです!
してやったりです。ビックリ〜(苦笑)

『白くん効果』と私と夫は言っていました。
今現在では、少しビクつきはありつつも向き合ってナデナデ出来るこの幸せ^^
寝室の妖精達2 泣けます。
もともと寝室は,市松の縄張り?というかホームというか,市松はいつも私の胸の上で寝る子なので寝室が縄張りなのは当然なのですがσ(^^)
少し気難しい市松にソッと寄り添うように出しゃばらず,押しつけがましくせず、でも寄り添っている・・

あ〜人間のオスが全て白くんのような性格だったらば、戦争・紛争はもちろん勃発せず
女性が働きやすい、子育てもしやすい社会が難なく出来上がっていることだろう、と深く頷く私でありました。

やるな、白くん^^

大きな体で、足の不自由さもあってか白くんはうちのどの子にもケンカを売らず
「仲良くしようね」とお腹を出したり,匂いを嗅ぎ合ったり,頭をスリスリゴッツンしたり、スッと溶け込み
人(私ですな)が,「胡つぶ〜」とワンワン雪を見上げ泣いていると体をズッシリと預けて寄り添ってくれたり。

オトコの中のオトコだね。
こう見えて私のベッドの真下^^ん?
胡つぶが行方不明となり、胡つぶの母さんである胡ぶりに謝り倒す私達、
「ごめんね、絶対見つかるからね、あんたの大事な娘をこんな事になって本当にごめんね」と泣く私に猫パンチを浴びせた胡ぶりでした。

ケージ生活中の胡ぶり(胡つぶの母)
睨んですように見えて切なかったです。

そんな中に颯爽と割って入り「まあまあ」(と言っているかどうかはさておき)と胡ぶりをペロペロ舐める白くんであります。
出来た奴、出来るオトコです。
猫パンチの後の胡ぶり この距離はあり得ないくらい近い^^

寒かったこの春、苦しくて大変だったこの春、白くんの存在が私に笑顔をくれました。
「これは、手放せないぞ」

みなと猫の会のOさんに「白くんを我が家に下さい!必ず幸せにします!」とお願いし
笑って承諾を頂いて、「牡丹くん」となりました。
我が家のコです^^

そして、猫の先生の洗礼を受け
先生は,牡丹くんの耳カットに少し切ない顔をし、
「預かりさんという言葉がなくなるといいね」とおっしゃいました。
本当ですね。
全ての猫ちゃんが愛され,終の棲家である『おうち』が与えられるといいな。

道のりは遠いけれど、
私もそろそろ動き出さなければ!

ピョンコと椅子に飛び乗る牡丹♡
そして、おまけ
里親さまからオレオくん&セサミくん(みみずく)
なんて可愛いのだ!何かのCMかい?
ミミくん、ごめんね,君の胡つぶ母さん、きっと見つけるから!きっと帰ってくるからね。
里親さまからのこんな写真が私の支えで,元気にしてくれます。

も一つオマケ
譲渡会をお休み中、アンニュイな冬胡
















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